『日本の土をねぇ 踏ましてやりたかったんだよ』


『ヨーロッパ21ヵ国完全制覇』でのミスターの台詞。
第1夜で、ミスターはプーさんの風船を購入しまして、そこからずーっと9ヵ国まで一緒に旅をしてきました。
となれば、空気だって段々抜けてきます。
しかし、途中リヒテンシュタインで泊まったホテルの支配人が、大泉さんを親切にもオモチャ屋に連れて行きまして、空気を入れてくださいました。
・・・その日はアルプス山中のサースフェーまで行く予定。


そんな中、緊急事態が発生いたしました。
車の後ろから大きな音がしたんですね。
落石や、大きな石を踏んだかなんかとあれこれ考えた結果、ミスターがある予測を立てます。


ミ「一つ考えられることが、このトランクの中に僕の愛しのプーさんがいるんです。
  で、気圧の関係か何かで、もしかして」
藤「高度2000m超えてます」
ミ「ええ、膨張して、破裂したんではないかと」
大「そして忘れちゃいけないのが、リヒテンシュタインであのオヤジがプーさんパンパンにしてくれたって事です」


・・・・・・緊迫した空気が流れます。
恐る恐るトランクの中身を確認するミスター。


ミ「あ゛っ!

そして勢いよくトランクの蓋を閉じた!!
もちろん、D陣や大泉さんには何があったかは見えていません。


藤「あっ!どうしたの!
  どうしたの?ミスター、どうしたの?(笑)」


そんな声に、ミスターが再びトランクの蓋を開けた!

そこには!!!
無惨にも破裂してヘロヘロになったプーさんが!


大「プーさぁん!!(汗)」


大泉さんの悲痛な叫びがアルプスに響き渡ります。
これが噂の、プーさん、爆死事件です。


藤「でもなんか、いい顔してるじゃない」
嬉「一緒だよ(笑)」
ミ「あんまかわんねーよ!」
大「笑顔で死んでいきましたね・・・」
藤「満足そうな顔してるじゃない。嬉しかったんじゃないの?」
ミ「ここまで来れて」
藤「うん・・・UKを出てプーさんも我々と一緒に」
大「そうですよ」
藤「9ヵ国回ったわけだよ」
大「プーさんは、UKを出たことなかったんだよ!!」
藤「なかったんだねぇ」
大「幸せでしたよ」


こんな馬鹿トークを繰り広げた後に、ミスターの台詞が飛び出るわけです。


ミ「日本の土をねぇ 踏ましてやりたかったんだよ」
藤「そうだね。できれば、そうしたかった」
ミ「まあ ずーっと浮いてるから 踏むことはないんだけど


一同大爆笑ですよ。
こういう小芝居をね。
続けていかないと、持たないんだよね、どうでしょうは。
そして、この小芝居が、どうでしょうの魅力の一つでございます。


藤「どうしますか。まだ、旅は続けますか」
ミ「続けますよ」
大「プーさんがいないのに旅をしたって意味が無いんじゃないですか!」
ミ「いやいやいやいや。だめだだめだ。続けなきゃ続けなきゃ」
藤「プーさんあれだけ言ってましたもんね。マッターホルンが見たいって」
ミ「・・・(笑)・・・言ってねーって!!」


てーか、言えねぇって!風船なんだから!